4月6日 須磨の現光寺で「京ことば 源氏物語」を開催いたしました。
ここ「現光寺」は源氏寺と呼ばれているに相応しく、満開の桜の暖かい日よりでした。
お寺へのアプローチには写真の様な現光寺と彫られた大きな石が迎えて下さいます。
近くには「須磨寺」も在り、早くに来られた方は須磨寺にも桜をみに出かけられておられました。13時半会場には椅子席もほぼ埋まっておりました。
松風の漢詩は、三田在住の 森本九龍先生の書です。
真中に漢詩を、両脇には 松の絵をかいてくださり
書と絵が風に揺られて松風のイメージそのものです。
毎回帖の漢詩を先生のイメージで書に書いて下さいます。
この度の朗読は、京都在住の山下智子様です。
山下様は京都、東京はもちろん、諸外国でも
「京ことばの源氏物語」をライフワークにされております。
京の女御言葉でされる朗読は 古(いにしえ)に帰った様でした。
今回の漢詩を日本語と中国語で朗誦されるのは米家さんです。
毎回、源氏物語の漢詩を朗誦して下さいます。米家さんは
漢詩は読むのでなく、暗記してから、音楽の様に、抑揚をつけて
美しい中国語で朗誦されます。それに合わせて 梅田さんの二胡演奏が有りました。
又、二胡にあわせて皆様も 朧月夜を謡いました。
漢詩と和歌の吟詠は毎回素敵な声を聴かせてくださる、田中先生と松下先生でした。
今回も素晴らしい皆様によるコラボレーションでした。
次回は9月4日の、小倉啓子様による「玉蔓」の朗読を
現光寺で開催いたします。
京ことば源氏物語