偵察に行ってきました！ 第2弾。
今回は、 鳥取県米子市に本社がある、
ＪＱ ２２２２ 寿スピリッツ株式会社 です。
4月の投資研究会で、
「高速道路が1000円になって、ＳＡの土産物コーナーがむっちゃ売れているらしいよ。」
という情報をあてに探し当てた企業です。
本当かどうか、実際に企業の方に聞いて、自分たちの目で確かめてみよう！とフィールドワークに行ってきました。
以下、偵察ではなく、きちんと企業の方から説明を受けた中からまとめたご報告です。
経営理念が社員に浸透している素晴らしい会社でした。
『喜びを創り喜びを提供する』
という経営理念をグループ会社すべての社員が理解されているとのこと。
迎えていただいた社員の方々の接し方や表情を見ていればそれがすぐにわかりました。
雑誌やメルマガなどで有名な朝礼について質問してきました。
Ｑ．「どこの部署でも同じようにされているのですか？」
Ａ．「すべてのグループ会社のそれぞれの部署で同じようにしています。」
Ｑ．「どんな方法ですか？」
Ａ．「こづち手帳（※）の中から1ページを読みあげ、その日の発表者が自分の意見を発表し、
上司などが必ずコメントをします。コメントのポイントは誉めることです。」
※こづち手帳とは、全社員が1冊持っており、その中身は経営や接客に関すること、仕事のやり方や人としての在り方など、
さまざまなエッセンスが１００個（ページ）掲載されているそうです。
社員それぞれが、なにかあるときにそれを読み、自分自身で納得しながら仕事に生かしていると教えていただきました。
また、新卒の大学生で内定した者には、入社前に渡して会社としての姿勢を勉強していただいています、とも。
また、再建する企業の買収の条件について、面白いことを教えていただきました。
その条件とは、（買収対象先企業が）“上記の経営理念に共感できるかどうか” だそうです。
共感できるところを買収し、従業員は全員再雇用。そこから新たな挑戦をしていくのだそうです。
興味深かったのは、【こづち発表全国大会】という上記の朝礼のような発表会を
全国のグループ会社の中で選らばれた社員が一同に会して年1回の大会をされているとのこと。
全員が同じベクトルに向かっていることを共感できる場になっているとおっしゃっていました。
壁に飾ってあるだけの経営理念ではなく、全社員が実践していること。これが素晴らしい！
その結果としてこの不況のなか、増収増益で増配。株主優待もしっかりしており、訪問した「寿城」は、観光バスやら観光帰りのマイカーで大賑わいでした。
北海道小樽市にあるルタオも店舗販売、通信販売とも絶好調だそうです。
社長と直接お会いすることができませんでしたが、いつかお会いしてみたいと強く願いながら帰ってきました。
最後に、私はここの株を迷わず買いました。長期保有します。
byありあり
