夕方、コバが社長のところへ、走って来て
「和貴から事故ったってTELがありました。」と報告。
ドキッ!一瞬さまざまなことが脳裏をよぎり(怪我はないのか?相手はいるのか?etc・・・)また寿命が縮む。
社:怪我は?
コバ:ないみたいです。
社:ほっ・・・
で、現場はどこ?
殿川ー小名間で川にはまったらしくて、上げられないそうです。
社:(きっと単独だな・・・またまたほっ)
すぐにトラックに男手を載せて現場へ急行。
場所は以前、康司がチャリで転落した場所の近くにありました。
見事に沢に刺さっています。
和貴は近所の家にTELを借りに行っていて(携帯は水没した)
戻ってくるところで、かすり傷はあるものの元気そうです。
なのでキャノピーを引き上げようとしましたが、140kgもある巨体と落差が2mほどあるので、人力で引き上げるのをあきらめて
いつもお世話になっている福岡製材所さんへ飛び込んで、事情を話して、そこのユニック(クレーン付きのトラック)で引き上げてもらいました。
和貴のほうも見た目は大丈夫そうでしたが、大事を取って夜、吉野病院へ行きレントゲンも撮ってもらいましたが、何事もなくシップだけもらって帰ってきました。よかったよかった。
その場所は危険個所で、また、タイヤも減っていたのでタイヤ交換が済むまではスリップに注意せよ!と和貴に限らず何度も寮生には注意していたのですが・・・、やっぱり慣れた頃が危ないんだなあ・・・。
病院の帰り、ツケがついて外出禁止になり、
友達のうちに遊びに行けなくなりバイトに行けないことをブツブツ文句をこぼしていて反省の色がなかったので、
菊ちゃんに大目玉を食らって
今こうして笑っていられるのは幸運だっただけだということ。
命があることにまず感謝しろ!
相手がいたらツケだけでは済まないこと・・・
いろいろ説教されるうちにだんだん事の重大さに気づいて
最後は泣いて社長のところへ謝りに来ました。
まあ無事でよかった。