NOLAには毎月あちこちの自立支援団体から通信が送られて来る。
それを読むのを楽しみにしているのだが、今回は違った。

その中のある団体の通信に、スタッフが退職する旨を本人自筆で書いてあった。
その文章はあまりに淡々と他人事のように書かれており、
人材が育たず苦戦しているこの業界で、
皆少ない人数で身を削って働いていることを知っているはずのスタッフが
頭の中にはてめえの都合しかなく、
そこにいる子供たちの人生や働く者の無念を思いやる記述は全く見られず、
最後には、自分が勤めて世話になったその団体に他人事のように注文をつけて終わっていた。
それはまるで福田総理の辞任会見のような、
あまりに無責任なその内容を読んで思わずムシズが走った。

またそんなことをネットワーク団体に挨拶もなく文書一つで終わらせてしまう
そいつの常識も疑うところだ。

まったく、この業界に多い、支援者自身が社会性のないひきこもりになっている典型的なパターンと言わざるを得ない。

礼を尽くすという言葉はこの業界には存在しないのだろうか?

もちろん人それぞれ、都合や理由があるのはわかる。
だが曲がりなりにも自立支援をしている者が
こんなにもあっさりとコンビニのバイトを辞めるかのように
いとも簡単に、仕事を捨てることをメンバーに平気で見せられる精神を疑う。

その代表のスタッフへの気遣いと育成にかける意気込みを知っているだけに
無念さはいかばかりかと思うと余計に、腹立たしい。

違うページに書かれた代表の「毎日が楽しい」というメッセージが
私は余計にむなしく痛かった・・・。

同じ代表として伝えたい。
頑張らなくていい。身体壊さないで!