昨日は月に一度のお届け資料館の日でした。
お届け資料館とは、吉野町教育委員会の池田先生が月に一度NOLAに
来てくださり、歴史を教えてくださる勉強会のことです。
以前は吉野町の歴史や、奈良県の歴史が主でしたが、最近では寮生が
要望した歴史を教えていただいています。
例えば、忍者の歴史や、河童や太鼓の歴史等です。そして昨日は
和菓子の歴史を教えてもらいました。
昨日の話によると、昔のお菓子とは今の水菓子つまり、果物だったそうです。
果物は特別なものだと考えられており、甘いものは豊かさの象徴でも
あったみたいです。
縄文時代には、果物を神聖な食べ物として扱っており、平安時代には、
果物を管理した「大膳職主菓餅」という役所まで置かれたそうです。
また、今では和菓子と言えば当たり前に砂糖が使われていますが、
室町時代まで砂糖は大変高価な物で、今の公務員クラスの職でも到底
買えないほどだったみたいです。
つまり、今では毎日のように当たり前に食べているお菓子は、
昔では決して当たり前ではなく、お祭などでしか食べられませんでした。
このように、今では当たり前としていることが、以前からずっと当たり前で
あるということはほとんどないみたいです。逆もまた然りです。そう考えると
時代の流れによる文化や習慣の変化はおもしろいなぁと思います。
次回のお届け資料館のテーマは、
「桃太郎はなぜ犬、猿、キジをお供に選んだのか」です。
歴史とあまり関係なくても、池田先生は答えてくれるのです(笑)
次回が楽しみです。