宝塚の生態系自然環境

東公民館におきまして、平成21年7月18日(土)に、宝塚の
自然環境の講座が開催されました。
 講師は、関西学院大学講師の「足立 勲氏」と、兵庫県立人
と自然の博物館・特命研究員の「長谷川 太一氏」でした。
 まず、地元の自然環境に関心をもってもらうキッカケということ
で、宝塚市の現形成について、説明がなされました。
 これによりますと、なんと長尾山系以南(市の4分の1位?)の
狭い地域に、市の人口の大多数が集中し、北部(西谷地区)には
わずかな人達が生活しているのみということでした。
 引続いて、宝塚市のシンボル すなわち市木の「サザンカ」や「ヤマボウシ」、市花の「スミレ」、そして市鳥の「ウグイス」と「セグロセキレイ」のお話しが映像を交えてありました。
 そして、宝塚市もごたぶんに洩れず、地球の温暖化の影響からか、はたまた都市開発や使用エネルギーの変革のためか、植物や昆虫の有様が随分変遷してきたとのご指摘があり、憂慮すべき気持ちになりました。
 ただ、失われていく宝塚の自然を守り、保存し、復活させようとするボランティアグループもあり、行政もこれへの取り組みの姿勢をみせてきたことは、ひと筋の光明を見る思いにさせてくれました。
<宝塚自然の家内松尾湿原>