野菜の健康学

平成21年8月11日(火)に「ピピアめふ」におきまして、食に
関する標記講座が開催されました。
 講師は、神戸大学農学部の保田 茂名誉教授でした。
 まず最初に、私達が日々健康に生きていくための食卓のバラ
ンスの話しから始まりました。
 その基本とは、①主食、②汁物、③おかず1(たんぱく質、脂肪
・・・肉、魚類)、④おかず2(ビタミン、ミネラル・・・野菜、豆、海藻)
であるとのこと。
 テレビのグルメ番組や食品会社のコマーシャルは、決して間違いではないが、部分部分の効用を強調しているきらいがあるので、ややもすればそれの食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまうので、要注意である由。
 昔は、体を作るための五大栄養素ということで「たんぱく質」「脂肪」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」のバランスをよく取ることが奨励されたが、昨今は、五大栄養素に「食物繊維」と「機能性成分(ポルフェノール等)」を加えて、七大栄養素をバランスよく取ることが求められているとか。
 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」なる和歌がありますが、これは親〜子〜孫〜へ『葉っぱ(ビタミン、ミネラル、食物繊維、機能性成分がある)』の大切さを伝えたものと考えられ、1000年前の人に改めて教えられた思いがいたしました。
(写真は・・・せり・・)