宝塚市薬剤師会の主催による標記講座が、平成21年9月3日
(木)に西公民館において開催されました。
講師は、六甲病院のカウンセラー・沼野尚美氏でした。
氏は、病院の入院患者から日々いろいろ学ぶことが多いとか。
特に、末期患者の方々から「何も楽しみがない」とか「何も希望
が持てない」とかの言葉をよく聞かれるそうですが、これは病気に
なったことよりはむしろ今迄に苦しいことが永く続いて精神的に病
んでいることに原因があるように思われるとの分析。
因みに、余命を宣告されてもその数ヶ月を懸命に生きようとされている方も居るとかで、これは「○○のために」という信念を持っている人だそうです。
本標記テーマの3要素とは、①あなたがその人のそばに居て心地よいか。②その人の意見を最後まで聞いてあげられるか。③わかっていてもあえて言葉で伝えられるか。・・・だそうです。
その根本は、よい家族に恵まれ、よい友人に恵まれることが第一で、これは日常の努力で充分可能とのことでした。
人は苦労することで、意地悪にもなれば、素敵にもなれるが、これはひとえに『努力』のたまものだと感じたしだいです。