いきいきと働ける環境

雇用情勢が不安定な昨今、タイムリーなセミナーが平成21年
9月27日(日)に、西宮男女共同参画センターにおいて、同志社
大学の浜 矩子教授を招いて行われました。
 不安を持ちながら働いている現状を踏まえ、なぜこのような社会
になってしまったのかを3つの三角形で説明されました。
 すなわち、1つ目は「ヒト・モノ・カネ」の三角形で、2つ目は「成長
・競争・分配」の三角形、そして3つ目は「グローバル・ローカル・ナ
ショナル」の三角形で、このうち”カネ”、”競争”、”ナショナル”が
各々のさばりすぎたため、これらの三角形が不等辺になってしまつたからと結論付けられました。
 この三角形を正三角形にするための合言葉は「1人は皆のため、皆は1人のため」と「あなたさえ良ければ・・・」であるとのことでした。
 そしてその論理は「強者(狂者)の論理」ではなく、「適者生存の論理」である由。
 因みに「適者の論理」とは、強者と弱者がほどよくバランスした社会構造であるとか。
 今 新政権が「脱・官僚」を掲げて船出しましたが、正に「民・政・官」のバランスの取れた正三角形を築くことが出来るか否かが問われるところだと思われます。
 鳩山総理は、国連等で「友愛→FRATERNITY(兄弟の間柄)」と表現されましたが、これが「友→YOU、愛→I(貴方と私とで)」と現されれば、もっといきいきと働ける社会になるのではないでしょうか。