日 時 平成21年11月14日(土)
場 所 東公民館
講 師 野村純一氏(映像プロデューサー)
その昔 宝塚にも映画製作所があったというお話しでした。
ある時、首都圏の映画界で大規模で長期的な労働争議があり、
当時庶民の唯一の楽しみと言っても過言ではなかった映画の撮影
がストップし、地方の映画館にフィルムが配給されず、大打撃が生
じたことで、地方にも映画製作所があればという発想から宝塚にも
生まれた由。
この地が選ばれた背景には、元々 宝塚には少女歌劇団があって、これの記録映画等も手がけられていたベースもあったのではないかと思われます。
しかし、その後テレビの普及が目覚しく、特に現天皇陛下のご成婚時に各家庭に入り込み、またそれが定着して、人々の娯楽も次第に映画からテレビへと移っていきました。
それでも当初は、テレビドラマ等の仕事もあったようですが、技術革新が進み、ビデオ等の発達もあって、次第に事業として成り立たなくなってきたようです。
ただ、取って代わられたそのテレビも、今やインターネットにシフトされつつあり、世の移り変わりの激しさに、驚くばかりです。