環境が経済を変える

日 時:平成21年11月26日(木)
場 所:鳴尾公民館
講 師:藤井洋一氏(神戸新聞社)
 現在の経済に一番大きな影響を与えているのが「環境問題」
であり、環境保護を取り入れない企業は生き残れないとも言わ
れています。
 今 二酸化炭素の状況は、産業部門は比率は高いが着実に
削減されておりますが、家庭・オフィス・運輸部門は比率は低い
が確実に増えているとのこと。
 日本の代表産業である自動車に目を向けてみますと、その方向は「エンジン→電動」の流れにあり、各メーカーは電動自動車の開発に傾注しているようです。
 しかし、自動車の電動化には「電池」が必須条件で、これに強い三洋電機では100年に一度のチャンスとばかり将来を見据えて大きな設備投資を計画しています。
 他方 自動車にはたくさんの部品が使用されており、これら(モーター・滑車・ベルト等)の部品メーカーは原則必要がなくなり、このままでは倒産するおそれさえあります。
 そう考えると、環境問題に取組まなければならないものの、さりとて取組むことによって大打撃を受ける企業も出てくるわけで、企業努力もさることながら現状維持可能な環境対策も望まれるところです。