2010年の内外政局は

日 時:平成21年12月17日(木)
場 所:鳴尾公民館
講 師:泉 和幸氏(ジャーナリスト)
 「木を見て、森を見ず」では情報に振り回され、本質が見え
なくなるので、マクロを感じてミクロを見なければならないとの
ことで、時代をいかに先取りするかのアドバイスをいただいた。
 昨今の政治・経済情勢を把握するには、まず「森」の周辺を
的確に見ていくことで、たとえば金融界においては、りそな銀
行から旧大和銀行系が離脱を模索していることや、場合によってはゆうちょ銀行との合併も視野に入れていること。
 また自動車業界では、イスズとフォルクスワーゲンの資本提携や、電動自動車を見据えたトヨタの三洋電機への急接近も直視しておく事柄である由。
 その他 鉄道ビジネス、水ビジネス、環境ビジネス等々についても、具体的な各企業の動向のお話しを賜りました。
 また海外では、リーマンブラザース事件等による「ドル」の弱体化から、複数の世界通貨が必要になってきていることや、中国の習近平氏(国家副主席)と天皇陛下との急な会談の背景等にも言及されました。
 来年度は上海万博を控え、同業種間・異業種間・国際間での離合参集があるのではと結ばれました。
 来年の景気を占ううえでも、考慮しなければならない事柄のようです。