イタリア人の生活と美術・ルネサンスローマ編

日 時:平成21年12月18日(金)
場 所:宝塚西公民館
講 師:辻 弘氏(兵庫教育大学名誉教授)
 ローマ帝国は4世紀の終わりに、西と東にわかれ、西ローマ
帝国は5世紀に崩壊して、それからの1000年を暗黒時代と
いう人もいるそうです。
 やがて中世に入るとローマでは教皇権が回復し、盛期ルネ
サンスを迎えることになります。
 ルネサンスの三大天才と言えば「レオナルド・ダ・ビンチ(1452〜1519)」「ミケランジェロ(1475〜1564)」「ラファエロ(1483〜1520)」ですが、セミナーではローマ(現ヴァチカン市国)におけるミケランジェロの活躍が紹介されました。
 すなわち、サン・ピエトロ寺院やシスティナ礼拝堂の建築がそれで、特に後者の天井画「天地創造(アダムの誕生、ノアの箱舟等)」や祭壇壁画「最後の審判(死後の天国行きと地獄行きの審判)」は圧巻とか。
 いずれも建物そのものに描かれているため、絵画や彫刻と違い持ち出せないものなので現地で見るしかなく、ぜひ訪れてほしいとのことでした。
 またミケランジェロは本業が彫刻家で、サン・ピエトロ寺院内にある「ピエタ(処刑され十字架から降ろされたイエスを抱く聖母マリア像)」は、そのおも悲しい姿に心を打たれる人が数知れずのようです。(大理石)
 いづれにしろ、一度行ってみないとわかりませんね。