ケイタイの落とし穴

日 時 平成22年3月7日(日)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 岡田 崇氏(弁護士)
 携帯電話は、今や成人をはじめ学生やお年寄りにも欠くことが
出来ないアイテムになっていますが、ただ普及するにしたがって
トラブルもまた増えており、それらの注意点についていくつかご説
明をいただきました。
 携帯電話の仕組みですが、その発展経緯は、①第1世代(アナ
ログ方式)、②第2世代(デジタル化)、③第3世代(世界共通企画)、④第4世代(超高速化)と、止まるところを知りません。
 ただ基本的には、「無線通信」「データ通信」「どこでも使える」の3点機能に変わりはありません。
 それではどのような点に注意をすればということですが、まず故障については、「保証期間(原則1年)なら無償修理」ですが、もし保証書を紛失しますと1年の期間は製造番号で判断されますので、在庫品を入手した場合はほとんど保証期間がないということにもなりかねません。
 また最近は用心等のために、携帯電話を子供に持たせるケースが増えています(保護者の同意があれば中学生でも契約できる。)が、勝手に公式サイト(ゲームや占い等々)にアクセスする等して、後日かなりの高額代金を請求され、保護者が携帯電話会社に通話明細を請求しても、個人情報保護の立場から本人(子供)からの要求でないと応じない等、親・子でも他人という対応になっています。
 あらかじめその辺は、契約時にきっちりしておきたいものです。