環境問題の解決を探ろう

日 時 平成22年6月21日(月)
場 所 宝塚西公民館
講 師 森住明弘氏(NPO大阪ごみを考える会)
 環境問題の解決について、宝塚市のごみ(特にプラスチック
処理対策)を例にあげて、詳細にご説明いただきました。
 市のプラスチック処理対策は、当初焼却しないで埋め立てる
方針で、埋立地完成までは燃料として活用できる尼崎市の
化学メーカーに処理を委託しました。
 しかし88年に除去装置付きの焼却炉が完成したため、市は焼却をはじめましたが、公害問題に関心のある市民がダイオキシン発生を根拠に反対し、市は超高級なバグフィルターを設置して和解しました。
 ただ公害対策を充実させるとCO2発生量が増えて環境問題に逆行し、財政問題も深刻になります。
 そこで市は全プラスチックのリサイクルを決定し、業者委託へと舵をきりました。

どの政策を採用しても、メリットとデメリットがあり、結局どの
方法がよりベターであるかを具体的に検討した結果、総合
評価(環境性・経済性・行政への理解と協力)で決着すること
となり、現行方式(全プラスチックリサイクル政策)が点数上
トップとなったしだいです。
 <写真上:説明する講師、写真下:挨拶する市長>