高齢者の腰と膝の痛み

日 時 平成22年6月24日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 辰井 光氏・澤村 新氏・大門勝史氏(市医師会)
 腰痛は慢性(常に痛みがつきまとう)と急性(いわゆるぎっ
くり腰)とがあり、これの原因は骨粗鬆症(腰椎圧迫骨折)
や腰椎椎間板ヘルニア等で、これの治療法はまず”安静”
が第一、次に薬物療法、装具療法、リハビリ、手術療法が
あります。
 また膝関節痛ですが、これの原因は99%が変形性膝関節症である由にて、治療法は薬物療法、運動療法、手術療法だそうです。
 これらの痛みがあって、どの程度歩けるかが症状の重さの目安になるとのことで、軽い順に①自力で歩ける。②杖などの補助具を使えば歩ける。③手助けがないと移動できない。・・・とのことです。

後半は、「おしっこのなやみ」のお話しで、頻尿(回数が増加
状態)、尿勢低下(勢いが弱い)、切迫性尿失禁(トイレに間
にあわない)、排尿後滴下(残尿による尿失禁)等で、急に
おしっこにいきたくなり、がまん出来ないことが週1回あれば
要注意とのこと。
 治療法としましては、理学療法(基本的療法)、薬物療法
(補助的療法)、手術療法(根治的療法)があります。