日 時 平成22年7月3日(土)
場 所 宝塚ホテル
講 師 朝原宣治氏(北京五輪銅メダリスト)
オリンピックの銅メダリストである陸上競技の朝原宣冶氏を
講師に招いて、未来に夢や希望を持ち、将来を考えようと心の
教育講演会が開かれました。
氏は、日本人としては不可能に近いとされていた陸上競技の
短距離走(400mリレー)において銅メダルを獲得されました。
4人全員が最高の走りをしたとしても、世界ではやっと10位に入るか否かという状況の中、日本の特徴であるチームワークによって五輪3位という金字塔を打ちたてました。
第1走の塚原選手は何事にも積極的であり、第2走の末積選手は常に100%を求めるタイプ、また第3走の高平選手はいつも冷静沈着な人だそうで、これらの選手がこの競技を最後に引退する自分にメダルを取らせたいの一念が起こした奇跡であったと語られました。
また、補欠の斉藤選手はほとんど出場できる可能性がないにも
かかわらず、レギュラーの不測の事態を考え、常にベストコンデ
ィションをキープするという努力をしていたことも、大きな支えにな
っていた由で、出番直前に「自分の分まで走ってきてほしい。」と
肩をたたかれた時にはジーンときて、皆んなが同じ方向を向いて
ひとつになれたことがチームの原動力になったとのことでした。