心の健康と音楽

日 時 平成22年7月23日(金)
場 所 宝塚フレミラ
講 師 鈴木暁子氏(東加古川病院・音楽療法士)
 音楽はほとんどの人々に好まれているジャンルであり、たまに
嫌いという人もその大半が小中学校時代に音楽の授業がイヤで
あったり、先生と肌が合わなかったりということが理由だそうです。
 なぜ音楽が多くの人に好まれているのかというと・・・
 ・解り易く、受入れやすい刺激であること。
 ・自己表現や気分の発散になり、集団では一体感をもたらすこと。
 ・身体を楽しみながら動かせたり、リラックスすることが出来ること。
 ・歌唱や楽器演奏は、心臓や肺の機能を高めること。
 ・記憶を掘り起こしたり、認知症の予防にもなること。 ・・・等々でしょう。
 今回のセミナーではハンドベルを持参くださり、出席者全員で合唱・合奏を行い一体感を醸成していただき、また美しい音楽に合わせて手足を動かしたり、気持ちをリラックスさせる方法もご教示いただきました。
 最後に認知症にならない生活として、百歳以上の非認知症者の調査から、「感性を豊かにし、生きがいを持つ」「毎日ニュースに接し、世の中に関心を持つ」「足腰を鍛え、食欲を旺盛にする」「煙草を吸わず、飲酒量も少なめにする」「友人・知人と幅広く交際する」等を心がけるとともに、予防として「音楽・絵画・ゲーム・俳句・・・」等々クリエイティブな生活を送るようにとのアドバイスもいただきました。