燃える魂・バルセロナ

日 時 平成22年9月18日(土)
場 所 芦屋公民館
講 師 芝垣哲夫氏(アメリカン大学教授)
 スペインはカタルーニャ地方の州都で、ガウディやピカソを
輩出したバルセロナについてご教示を賜りました。
 バルセロナは地中海に面した温暖な地で、人口約600万人
真面目で人生を楽しむ人々が暮らしています。
 まず紹介されたのは、あのサクラダファミリアの設計者・
ガウディで、幼少の頃は病弱であった由ですが、大学の建築学科に進むと天才の呼び声が高くなり、パリ万博に出展した手袋のショーケースのデザインが大富豪・グエルの目にとまり、豪邸の建築を請負うこととなって、これをきっかけにして世に出ました。(グエル邸は、後に大学となる。)
 もう一人の天才・ピカソはマラガに生まれ、14歳の時にバルセロナに転居してきたとかで、感覚ではなく理性でとらえる画風は後にパリへ出て、大きく花開きました。

また音楽関係ではフラメンコが有名で、これは虐げられたジプ
シーに由来している由にて、その悲哀や苦悩を表現しており、
舞踏・手拍子(カスタネット)・合の手・タップ・歌謡から成ってい
る激しいものです。
 日本舞踊とは正反対で、心情を前面に出した所作が特徴です。
 ジプシーを素材とした著名な曲としましてはチゴイネルワイゼン
(サラサーテ)やハンガリー狂詩曲(リスト)等があります。