健康長寿のための食生活

日 時 平成22年10月5日(火)
場 所 西宮中央公民館
講 師 松原緋沙子氏(管理栄養士)
 平均寿命は年々延びていますが、これも健康であってこそな
わけで、長生きだが寝たきりであったり認知症になってしまって
は元も子もありません。
 そこで健康寿命を出来るだけ平均寿命に近づけるため、食生
活を中心にアドバイスをいただきました。
 まず老いの原因ですが、身体の中で起こる老化には、血管の老化(動脈硬化)、脳の老化(認知症)、腸の老化(便秘・下痢)、骨の老化(骨折)、口腔内の老化(味覚障害・口内炎)等がありますが、この老化を少しでも遅らせるためには食生活の改善が欠かせません。
 また老化の主犯格である活性酸素(良くない酸素のことで、体内において脂肪と結びついて細胞を酸化させ、むしばむ。)の働きを防止するために、抗酸化物質を欠かさず摂ることが重要である由。
 因みに抗酸化物質とは、リコピン(トマト・すいか他)、βカロチン(にんじん・かぼちゃ他)、カプサイシン(赤ピーマン・とうがらし他)、ルテイン(とうもろこし・ブロッコリー他)、クロロフィル(ほうれん草・ピーマン他)、ケルセチン(たまねぎ・にんにく他)、アントシアニン(なす・いちご他)、クルクミン(しょうが・ウコン他)、カテキン(日本茶他)、イソフラボン(大豆・納豆他)、ポリフェノール(赤ワイン・バナナ他)等々です。
 要は、主食(ごはん・パン・麺類他)、副菜(野菜・きのこ・海藻他)、主菜(肉・魚・たまご他)、乳製品(牛乳他)、果物(りんご・みかん他)をバランスよく摂ることにつきるとのことでした。