創造する力

日 時 平成22年10月8日(金)
場 所 宝塚西公民館
講 師 辻 弘氏(兵庫教育大学名誉教授)
 人間は他の動物と異なり、考えるという能力があり、過去に
いろいろなことを発明・発見することにより、今日のような発展
を遂げてきました。
 今回はその「創造活動」についての基本をご教示賜りました。
 創造するということは何も高級なことをやるのではなく、常に
身近なことで自分なりにちょっと工夫をしてみることから始まるとのこと。
 そしてたとえば、水に浮かぶ船を造るのに何故水より重い鉄を使うのか(浮力の応用)等々の、奇想天外なアイデアが創造性を生むのではと解説されました。
 そのためには、かえって真面目さがわざわいしているとかで、「失敗を怖れる」や「あいまいさを嫌う」こと等がネックになっている由にて、『非真面目』の観点が必要とのことでした。

世の中は、二極(yes or no)では完璧主義を脱却できない
ので、三極(グー チョキ パー)の精神を持つことにより、先
入観や固定観念が打破でき、思考の束縛も解き放すことが
出来ると結ばれました。
(右の写真は、黄金比が何故 1:1.1618 なのかを表す
もので、ここでも発想の転換が必要なようです。)