日 時 平成22年10月13日(水)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 小林 清氏(NPO法人 エイプロシス)
日本は世界でも類を見ない長寿国となり、リタイヤしてからの
第2の人生が飛躍的に長くなったことにともない、老後資金の
確保・運用がクローズアップしてきました。
普通のサラリーマンであれば、虎の子の退職金が老後資金
の大きな柱ですが、これだけではやはり不安です。
そこで今回の小林氏の提言は、手持ち資金を目的別に管理しようとのことで、ひと昔前は「現預金・有価証券・不動産」の三分法でしたが、氏は ①日常生活で必要な資金、②将来使う目的のある資金、③当面使う予定のない資金に分けたうえで、これを「貯蓄・株式・債権・外国物」に資金を分けてはどうかと言うものです。(その比率は自分で決めること。)
その前提として自家の全ての資産負債を時価評価し、ライフプランを立てることが不可欠であるとのこと。
そのうえで、どの金融商品を選ぶかということで、大きく分けて①安全性商品(定期預金等)、②流動性商品(普通預金等)、③収益性商品(株式等)があり、投資リスクを勘案しながら自分で判断することが大切である由。
老後は果てしなく長いのですから、人の話しは聞いても最終決断は自己責任で行い、そのためには納得することや許容範囲で投資することが重要であり、決しておいしい話しは無いと肝に銘じることが肝要であるとのことでした。
くれぐれも、「ローリスク・ハイリターン」は絶対にありませんので、ご注意を・・・。