日 時 平成22年10月22日(金)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 佐々木 勉氏(管理栄養士)
栄養と言えば、三大栄養素すなわち炭水化物(→ブドウ糖)、
脂肪(→脂肪酸)、たんぱく質(→アミノ酸)が頭に浮かびます
が、今回はこれら栄養素の体内代謝を補うものとしてのビタミン
ミネラルにつきましてご教示賜りました。
ビタミンは、水溶性(BやC等)と脂溶性(AやD等)があり全部
で13種類ありますが、これらは炭水化物等をエネルギーに替える助けを担っています。
またミネラルには、カルシウム・リン・鉄・ナトリウム・マグネシウム・マンガン等々があり、やはりビタミン同様に炭水化物等の働きを補完しています。
このように身体に大事なビタミン・ミネラルですが、三大栄養素と違ってそんなに多量に摂る必要はなく、たとえばビタミンB12は70歳男性で1日わずか2μg(1gの100分の1)で良いそうで、正に微量としか言い様がありません。
ただそれでも必ず摂取しなければいけないのですが、ビタミンBやC等は身体でストックできないため毎日摂ることが大事で、反対にAやD等はある程度体内に蓄積できるので、摂りすぎにも注意をしなければなりません。
また貧血だからと言って鉄分だけを多量に摂ってもダメで、前述のごとくミネラルは補完的役目もあるわけですから、たんぱく質等と共に適量摂るということが大切であるとのことでした。