増加する大腸ガン

日 時 平成22年10月28日(木)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 合田 潔氏(宝塚市医師会)
 食生活の変化(肉食化)により、ガンの中でも大腸ガンが
増加傾向にあることから、これの症状、検査、治療等につい
て専門家にお話しをお伺いしました。
 食物は胃→小腸→大腸を経て、不要物を排泄しますが、
大腸は主として胃や小腸で消化されたものの水分を吸収す
るところだそうで、全長は1.6〜1.7m位(身長位)あります。
 その大腸の内側に最初ポリープが出来、良性はともかくとして、ほっておくとそれが
ガン細胞になり、さらに増殖して血管等に入って肝臓や肺等に転移したりします。
 症状は、初期ではほとんど無症状で、進むにつれて下痢・便秘、吐気・嘔吐、腹部膨満感、出血等が表れるとのことです。

大腸ガンの検査には、①便潜血検査、②内視鏡検査、③注腸造影
検査、④CT・MRI・PET各検査等があり、年に1回はこれらの検査
を受けるようにとのことです。
 また治療法は、①内視鏡治療、②開腹(又は腹腔鏡下)手術、
③化学療法(抗がん剤他)、④放射線療法等がある由ですが、今の
医療では早期発見の場合、ほぼ100%近くが治るとのことでした。