日 時 平成22年11月6日(土)
場 所 大学交流センター
講 師 松本清一郎氏(関西学院大学講師)
まちづくりは粘土細工のようなもので、最初にイメージが
あっても創りながら変わっていくものだとの考えのもと、氏が
実際に携わった ①「地区計画」、②「住民参加型公園」、
③「コーポラティブハウス」について、その概要をお話しくださ
いました。
①は甲子園一番町のケースで、500世帯の町内会がどのような町にしたいかをディスカッションし、50回(3年)を超える討議を経て、住民が守りたいものと変えたいものを大別し、「地区計画」を決定したとのご説明でした。
②は子供達がころんでも怪我をしない芝生の公園、ランドマークとしてのクリスマスツリー、想い出に残る岩(町のヘソ)・・・をコンセプトに計画された事例をご紹介くださいました。
③は九家族が共同で土地を購入し、共同で建物を建てて住むと
いうシンプルな仕組みで、そのプロセスは「人集め → 土地探し
・資金計画 → 場所確定 → プラン作成 → 銀行借入れ →
土地購入 → 地元説明会 → 建築発注・規約作成 → 完成
・入居」で、同年代の家族の集まりだったこともあり、比較的スム
ーズに行われたとのことでした。
(右の写真は、その共同住宅)