海外の環境問題事情と日本

日 時 平成22年11月18日(木)
場 所 宝塚男女共同参画センター
講 師 郡嶌 孝氏(同志社大学)
 環境問題は生活の問題(生活の質)であり、経済問題(資源・
エネルギー問題)であり、安全保障・外交(環境外交)問題であ
るとの視点から、氏が留学されていた米国・シアトルの例をご紹
介いただきました。
 シアトルは神戸市と姉妹都市関係にあって日本でもお馴染み
の都市ですが、米国内におきましても「最も文化的な都市」「住んでみたい都市」として注目をあびています。 交通では出来るだけCO2を出さないよう、バスは天然ガス・電気自動車・ハイブリッドが中心であるとか、また電力でも水力・原子力・風力に軸足を置いているそうです。 そしてゴミは市との契約による有料化で、リサイクル施設で分別処理していますが、これは日本の住民の手による分別の方が優れているとの見解でした。

その他、レジ袋もプラ袋から紙袋(+マイバック)に変更して
おり、家電製品は企業が自主的に回収しているとのことで、
自分達で出来ることは自分達で・・・との意識が強く働いて
いるようです。
 日本は、当初は海外から知識を導入するが、それを改善・
改革して高水準に持っていく技術力はすばらしいと締めくく
られました。 (右の写真は、省エネタイプのバスです。)