21世紀の宇宙 「宇宙生命と環境」

平成22年11月26日(金) 夕方の部で実施
場所:県民会館
主催:兵庫講座2010
講師:黒田 武彦 (兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授)
 すでに分っている事ですが、惑星系の発見は決して珍しくあり
ません。500個以上見つかっていますが、未だ宇宙人は見つか
っていません。宇宙人はなぜ見つからないのでしょうか?
 a、そもそも生命発生が難しい?「遺伝学」:ヒトの遺伝子ができ
る確立は極めて小さい。:多細胞は負け組み:ヒトの知能を身に付けなければ、生き残れなかった。
 「生命科学」:アミノ酸の発生には、宇宙時間は短すぎる。b、月の存在と地球環境:地球の自転軸の安定は月の重力によるもので、衛星を持たないか?または小さな衛星しか持たない衛星の自転軸は安定しません。火星の場合は1000万年で自転軸が13度〜40度に変動し生命の生存は困難。
 c、生命(生物)とは?、代謝を行う:自己複製を行う:外界との境界を持つ:変異(進化)する。
 d、生命生存の条件、(ハビタブルゾーン):生命の材料と誕生の環境が必要となります。
 ハビタブルゾーンとは、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる、天文学上の領域で「生命居住可能領域」と呼ばれています。
 人類は自然の一員であり、決して万物の霊長ではありません!宇宙を知ることは人間を知ることです。超々貴重な資源を戦争で無駄使いは止めたいものです。