日 時 平成22年12月2日(木)
場 所 宝塚フレミラ
講 師 廣瀬哲司氏(宝塚医師会)
メタボリックシンドローム(生活習慣病)に対して、ロコモ
ティブシンドローム(運動器疾患)なる言葉が最近散見さ
れるようになりました。
これは寝たきりになるリスクである運動器不安定症を
事前に予防しようとするために生まれた言葉だそうです。
運動器とは、人間の身体活動に直接かかわる器官のことで、具体的には「筋肉・骨・関節・神経・血管・皮膚・・・・等々」が当てはまります。
この運動器の疾患で比較的知られているものとしましては、関節の痛み(リウマチ等)、腰痛(ヘルニア等)、肩こり(五十肩等)があり、このような高齢者の病は寝たきりになる原因の実に第3位にランクされています。
そこで、このような運動器不安定症にならないため、すなわち
寝たきりにならないための予防が大切になってきます。
もちろんその兆しがあれば専門医に受診して、早目の措置
が必要ですが、日頃から血行改善(温熱、マッサージ等)や
関節・筋肉等の運動(体操、ストレッチ等)にも取組んでおく
ことが重要なことです。
病には薬物・手術治療もありますが、予防は欠かせません。