━歴史講座・・・王朝文化の華ひらく━

日時 平成22年1月 7日(火))
場所 宝塚市男女共同参画センター
講師 からあい企画の皆様方
今回の講座は「嵯峨天皇と檀林皇后」を取り上げられたが、嵯峨天皇は空海・橘逸勢とともに三筆とうたわれたひとりぐらいしか知らず、ましてや檀林皇后などは名前ぐらいしか知らなかったのが、いつもこの講座で感心させられるのは詳細なる事前学習と現地調査に基づく説明には説得力があり良く理解できました。
さて、嵯峨天皇は桓武天皇の子供で兄が平城天皇でその子(親王)がいたことから天皇になれない立場でであったが、23歳の時兄から譲位された天皇その後太上天皇と33年間,にわたり権勢を保持した。
この間彼はよく仕事し(律令政治再建、財政再建などの改革)よく遊び<(宮廷中心の唐風の文化は大いに栄えた)よく女性にもて(多くの妃がいた)ことから何事にも積極的な行動派と伺われる。 一方檀林皇后は少女のころ法華寺の尼から天子および皇后の母となることを予言されたと云われ、まれにみる美女で一説には法華寺の十一面観音は同皇后のモデル説もあるぐらいふくよかでまさに平安美人であったと偲ばれる。 また、二人の仲は聖武天皇、光明皇后の仲のように思われた。 特に檀林皇后には現世でお会いしたものだ・・・