観光都市としての宝塚

日 時 平成23年1月22日(土)
場 所 宝塚東公民館
講 師 河内厚郎氏(夙川学院短期大学)
 宝塚の観光と言えば何と言っても「歌劇」ということに
なりますが、その他はとなるとなかなか出てきません。
 したがって、観光客は歌劇は観に来ますが宿泊は
神戸や京都というのが現状で、これを宝塚に1〜2泊
してもらう工夫が必要です。
 折りしも、2014年(3年後)が「歌劇・100周年」という節目となりますので、まずはこれを利用して大々的なイベントを計画することが第一だと思われます。
 また徐々にではありますが、手塚治虫記念館も浸透しつつあり、昨年は同氏のマンガ「リボンの騎士」の主人公・サファイヤ姫を観光大使に任命したことが少なからず影響しているようです。
 そして今年は有川浩氏の小説「阪急電車」が映画化されるのもひとつのチャンスです。その他・・・

●接ぎ木:秀吉から坂上頼泰が接木太夫の称号を授与
●中山寺:子授かりや安産で女性に信仰が厚い
●巡礼路:花山法皇の発案の巡礼街道
●清澄寺:宇多天皇から日本第一清荒神の称号を受ける
●小浜宿:秀吉や利休の有馬温泉行きの宿泊中継地(写真)
等々ありますが、これを歌劇とどうセットしていくかが問題で
街全体をトータルにコーディネートしていくことが必要です。