日 時 平成23年2月1日(火)
場 所 大社公民館
講 師 霜澤喜代子氏(西宮東高等学校)
NHK大河ドラマの主人公「江」の前半生について、三度の
結婚をメインとしたお話しでした。
江は1573年(小谷城落城の年)に浅井長政と織田信長の
妹・市の間に三女として生まれ、戦いに敗れた父が自害した
ため、母と共に信長の弟・信包(津市)に預けられます。
しかし信長が本能寺の変で亡くなると母が柴田勝家に嫁ぎ、北ノ庄(福井)に移り住みますが、勝家もまた賎ヶ岳の戦いに敗れ、結局秀吉に保護されることになります。
最初の結婚は12才の時で、相手は知多半島に領土を持つ水軍の将・佐治一成でしたが、佐治氏が小牧・長久手の戦いで徳川に味方したため、離縁させれています。
再婚は20才で秀勝(秀吉の甥)に嫁ぎますが、夫が病没して未亡人になってしまいます。
再々婚は23才の時で、6才年下の徳川秀忠が相手でしたが、
これは豊臣家の行く末を案じた秀吉の政略以外なにものでも
ありませんでした。
しかし、結局長女・茶々は大阪城で秀頼と共に自害し、二女
初は名門の京極家に嫁ぎますが子供がなく、江1人が織田・
浅井家の血を後世に残したことになります。
(写真はネットからで、没後描かれた江の肖像画です。)