江〜徳川幕府確立のために〜

日 時 平成23年2月15日(火)
場 所 大社公民館
講 師 霜澤喜代子氏(西宮東高等学校)
 NHK大河ドラマ「江」の徳川家へ嫁いでからと、その後の浅井
三姉妹についてのお話しでした。
 江は3度目の結婚で、徳川秀忠(6才年下)に嫁ぎますが、江
はこの時秀吉の養女でしたから、正に豊臣・徳川の礎でした。
 長女・茶々は秀吉の側室となり、二人の男子を儲けますが、一
人は早死し、二人目の秀頼は大阪夏の陣で共に自刃しています。(秀頼:23才、茶々:49才)
 また次女・初は京極高次に嫁ぎますが、関ヶ原の戦で夫が当初西軍に属し、すぐ東軍に寝返ったため、毛利・立花の大軍に攻められ降伏します。(後にこの功により若狭一国の大名となる。)
 しかし、まもなく高次が死去したため剃髪して常高院となり、茶々の居た大阪城にひんぱんに出入りするようになります。(大阪の陣では、豊臣家の代表として徳川家と和睦交渉を担っています。)

江は、嫁入り後はひたすら徳川幕府のために尽くしましたが、
その最たるものは子供をたくさん生んだことでしょうか。
 男子は、家光が3代将軍に、忠長が駿河大納言に(後に
切腹)、女子では、千姫が豊臣秀頼に嫁ぎ(後に本多忠刻と
再婚)、珠姫は前田家へ、初姫は京極家へ嫁ぎ、五女・和子
姫は後水尾天皇の女御(後に中宮)となって徳川幕府をバック
アップしています。(写真は江戸城の復元:ネット)