熟すべし 老いるべからず

日 時 平成23年3月20日(日)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 美崎教正氏(関西ウエルネス研究所)
 氏のモットーとする”ウエルネス”とは、人間の生き方を
より良い方向に持っていくプロセスであるとか。
 このウエルネスをベースに現代社会で問題となっている
認知症について考察されました。
 病気全体の考え方も、「早期発見・早期治療」から「健康
づくり(健康増進)」へと軸足が移されており、認知症もまたしかりです。
 認知症は、高齢だからやむを得ないと思っていませんか。
 認知症も必ず予防出来るとかで、そのためには知識を吸収し、それを実行することに他ありません。
 まず第一は『栄養』で、「何を、どう食べるか」であり、第二は『運動』で、「アンチエージング・トレーニング」をすることで、第三には『知識』で、「工夫で脳と心を活性化」することが基本だそうです。
 たとえば食生活においては、①エネルギーの量を抑える、②野菜(特に緑黄野菜)を多く摂る、③魚(特に青背の魚)を多く摂る、④甘いものを控える、⑤水分をとる・・・等々です。
 また運動につきましては、ウォーキング等出来ることを毎日コツコツと続けることで、知識・工夫は、積極的に外出して人の話しを聞くとか、料理を作ってみることも有効であろうとのことでした。
 21世紀は真の健康社会として、「人命尊重・人間尊重の社会」「自分の役割が見出される社会」「生きがいが感じられる社会」「全ての人が幸福感を味わえる社会」そして共生する心で「心豊かな社会」であってほしいと願うものです。