日 時 平成23年4月16日(土)
場 所 大手前大学
講 師 四方啓暉氏(大手前大学教授)
講 師 田中義次氏(大手前大学非常勤講師)
前半は四方氏による「阪神間の観光開発」の歴史について
お話しをお伺いいたしました。
時は明治新政府が近代化を推し進めていた時代(坂の上の
雲の時代)から始まりました。
東京では新橋・横浜間に鉄道が走り、たちまちこの鉄道ブームが全国に広がると、関西では私鉄を中心に観光開発が手掛けられ、
阪神:大阪・神戸間開通(明38)→香枦園開園(明40)→鳴尾運動場建設(明41)→阪急:梅田・宝塚間開通(明43)→宝塚少女唱歌隊創設(大2)→宝塚新温泉開業(大3)→甲子園球場建設(大13)→・・・と続き、この後 六甲山の開発や阪神パークが出来、阪神間の観光開発に大きく貢献いたしました。
後半は田中氏による甲子園球場建設のお話しで、これを手掛けた
人としまして、外山修造(球場の構想者)、三崎省三(鉄道事業を
米国で調査)、野田誠三(甲子園を具体化した技師長)の紹介が
ありました。
桁外れの規模に、あのベーブ・ルースもびっくりしたそうです。
今や阪神タイガースの本拠地であり、高校野球のメッカとなった
この球場を、末永く大事にしていきたいものです。