幸せになる食べ物

日 時 平成23年5月7日(土)
場 所 プレラホール
講 師 高岡素子氏(神戸女学院大学教授)
 今、あなたは何が一番食べたいですか。
 スイーツですか、ステーキでしょうか、うな丼かもしれませんね。
 人はその時々の状況や環境、嗜好等によってそれは様々です。
 ただ食事に大事なことは、「主食・副菜・主菜・乳製品・果物等」
のバランスだと思われます。 欠食も不可です。
 食事中の脳のメカニズムですが、おいしそう(幸せな気分)→食べよう(意欲)→摂食促進(胃が動きだす)→摂食停止(やめるシグナル)のサイクルで成り立っており、これのコントロールがうまく行かないと肥満等になってしまいます。
 また食べる環境も重要で、電話や仕事をしながらオフィスで食事をするのではなく、食堂等できちんと食べるのも幸せにつながるとのことでした。

日本の食は、東日本大震災や生肉の食中毒等々で、今まさに
危機的状況にさらされています。
 特に主食のお米の4分の1は被災地で生産されていましたので
今後これらの影響がどの程度になるのかも注視していく必要が
ありそうです。
 「幸せ=安心して食べられる」で、普通に食べられていたものが
食べられなくなると、健康的にも精神的にも深刻になりますね。