音楽とスポーツの関係

日 時 平成23年6月4日(土)
場 所 関西学院大学
講 師 網干 毅氏(関西学院大学教授)
 音楽とスポーツの関係は、まず中心にスポーツの実技があり
〜音楽と一体になったスポーツがあり〜拍手等を誘って鼓舞す
る競技があり〜そして開会式等の儀式という側面があります。
 特にこれを顕著に表しているのが運動会ではないでしょうか。
 すなわち、開会式にはファンファーレが鳴り響き、やがて入場
行進が始まり、国旗・校旗の掲揚にもBGMが流れます。
 そして準備体操が行われ、競技が次々と催されますが、徒競走・リレー・綱引き・玉入れ等々にもその都度ふさわしい音楽が流れ、観客は応援歌を歌います。
 スポーツ全般を考えましても・・・・
 ・開会式後の入場行進は、曲が鳴ると何だかワクワクいたします。
 ・応援に音楽が入るのは、チームプレイのもので、野球・サッカー・バレーボール等です。
 ・反対に音楽が入らないのは、個対個のもので、水泳・テニス・卓球等があります。
 ・音楽と一体化したものは、フィギュアスケート・新体操・シンクロ等です。
 ・そしてあまりにも一体化しすぎたものには、ラジオ体操があるのではないでしょうか。
 結局 なぜスポーツに音楽が必要かということですが・・・ ①スポーツの場が祭典化されている。②音楽により観衆が一体化する。③音楽は身体の動きや美しさと結びつく等々があげられます。
 ただ反対にスポーツを描いた音楽作品ということになると案外少なく、記憶では「スケーターズ・ワルツ」位しか思いうかびません。