夏バテを防止する食事

日 時 平成23年7月16日(土)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 佐々木 勉氏(管理栄養士)
 夏バテとは体温調整機能が乱れることで、その結果 ①食欲
不振に陥り、②身体が温度差に対応できなくなり、③生活のリ
ズムが不調になる状態を言います。
 初期段階におきましては、水分(場合によっては適量のナトリ
ウムも・・)の補給で調整が可能ですが、このような脱水状態を
予防するためにも、日頃から適度な水分補給、ぬるめで短時間の入浴、バランスのとれた食事等々に気を配っておきたいものです。
 さて、毎日の食生活のポイントですが・・・・・
 ①規則正しい食事をし、炭水化物・タンパク質・ミネラル等を補給すること。
 ②ビタミン(特にB1:大豆やゴマ等、C:レモンやオレンジ等)の摂取を心がけること。
 ③鉄分(牛肉やレバー、ほうれん草やひじき等)もしっかり摂ること。
 ④食欲がわくよう、酸味・薬味・香辛料等(酢やしょうが等)を活用すること。
 ⑤消化を促す食材(山芋やオクラ等)をうまく工夫して取り入れること。 ・・・・・等々が必要です。
 特に中高年の人は、少々食欲がなくても食事を抜かないことが大事で、少食の人なら何度かに分けてでもきちんと摂ることに留意しましょう。