心臓の病気と高血圧

日 時 平成23年9月28日(水)
場 所 宝塚医療会館
講 師 斎藤公明氏(宝塚医師会)
 心臓の病気の代表選手としましては、「狭心症」と「心筋梗塞」
があり、前者は冠動脈の血流が不足して胸の痛みを生じる病気
で、労作や運動によって起こりますが、安静時や睡眠中・起床時
にも起こることがあります。
 後者の方は冠動脈が血栓などで完全につまり、心筋が死んで
胸の激痛をおこす病気です。
 これらの病気の原因ですが、①喫煙、②高血圧、③高脂血症、④糖尿、⑤肥満、⑥ストレス、⑨運動不足等々が考えられています。
 このうち、たとえば「高血圧」をいち例に挙げますと、高血圧とは家庭で計る場合は「135/85以上」、また診察室で計る場合は「140/90以上」と言われています。(家庭で計る場合はリラックスしているため。)
 ただ、排尿後・朝食後・就眠前等に計るのがベターで、飲酒後・入浴後・運動後等は避けた方がよいとのことでした。
 これの治療法ですが、まずは食事療法すなわちバランスのとれた食事・減塩・アルコールを控えめにすること等で、次に軽い息切れまたは少し汗ばむ程度の運動も効果的とか。
 さらに禁煙を心がけ、それでも改善が見られない時は降圧薬によりコントロールをすることになります。