日 時 平成24年2月18日(土)
場 所 兵庫栄養調理製菓専門学校
講 師 佐々木 勉氏(管理栄養士)
貧血とは何らかの理由で血液に取り込んだ酸素を体中に運ぶ
赤血球の数や機能が低下して、十分な酸素が運べなくなった
状態を言います。
その時の症状としましては、疲れやすい・息切れ・動悸がひどく
なる・頭が重い・めまいがする・朝起きにくい・顔面蒼白・まぶたの
裏が白くなる・爪が薄くなる・割れやすい・食欲がない・むかつく・・・・・等々です。
また貧血の原因は、①赤血球材料不足(鉄欠乏性貧血:鉄不足、巨赤芽球性貧血:ビタミン欠乏)、②骨髄の障害(再生不良性貧血:赤血球・白血球・血小板の減少、骨髄異形成症候群:赤血球等が減少し白血病に移行)、③赤血球の破壊(溶血性貧血)、④他の病気によって起こる(腎臓病、膠原病、結核などの感染症や甲状腺・副腎の病気など)です。
治療法としましては、主として「鉄剤服用と食事療法」が中心となります。
食事療法では、造血を目的とした鉄の補給と同時にビタミン類の食品を十分に摂る配慮が必要で、具体的にはレバー(豚・鶏・牛)、大豆製品、藻類、緑黄色野菜などを上手に調理に用いることが大事になってきます。
要はバランスの良い食事を心がけて生活することが、前述の治療法を実行していることになります。