日 時 平成25年6月10日(月)
場 所 園田学園女子大学
講 師 久下隆史氏(園田学園女子大学講師)
正月に祀る神と農耕の関係のうち丹波を題材としたお話です。
現在ではもう忘れられつつありますが、昔は12月13日を事
始めといい、この日から正月の準備にかかるという習俗が見ら
れていました。(事初めのコトとは「マツリコト」のコトの意)
また商店では13日前後に誓文払いという大売出しをし、今でも
この時期に正月商品を販売する商店街があります。
さて正月の準備で忘れてはいけないのが「餅つき」でしょう。
ただ苦餅に通ずると言って29日はさけ、28日か30日に
つく家が多いようです。
また年越し(12/31)の夜は麦飯にお頭つきイワシを食べる
伝統があるのだとか。
そして、歳徳神(正月の神)を祀る場所が新米を管理する
所であることから、農耕を司る神という意識が強いようです。
現在では農耕の神(米)から富貴の神(金)になっている?