古道と信仰の道

日 時 平成25年7月1日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
 今回は古道のうち、山陰道についてのお話しでした。
 「山陰」という呼称の初出は、「日本書紀」天武14年
(685年)のことで、「山陰道」は「続日本紀」大宝3年
(703年)である由。
 古代の街道には三十里(16㎞)毎に駅(写真上)が
置かれていて、ここには馬・馬具・蓑・笠等々が備え付けられていたとのことでした。

山陰道は、西国三十三所の巡礼道として重要であったとされ
通常 兵庫県の札所寺院は、第24番中山寺→第25番清水
寺→第26番一乗寺→第27番円教寺の順番ですが、東国か
からの巡礼者は中山寺から西国街道を利用して、須磨→明石
→高砂等と巡り、円教寺に参拝していたようで、上記の順番を
逆に巡り、これを逆打ち道または兵庫巡りと呼んで重宝してい
たとのことです。
(写真下は清水寺です。)