暑い夏を、無病息災で。

日 時 平成25年7月10日(水)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYRO倶楽部
 今年もまた暑い夏がやってきました。
 特に、三方を山で囲まれた盆地の古都・京都は大変な暑さで、
この暑い夏をいかに無病息災に暮らすことが出来るか、平安
時代から願いを込めて様々な行事が執り行われてきました。
 その代表は何と言っても「祇園祭」でしょう。
 祇園祭は平安の昔より疫病退散と無病息災を願って行われてきました。
 またこの季節に最も美味しい食材といえば「鱧(ハモ)」ですが、強い生命力を持つ鱧を食して無病息災を願う習わしもあり、別名「鱧祭」とも呼ばれるほどだそうです。
 その他の京の行事としましては、下鴨神社で行われる暑気払いの行事で「御手洗祭」があり、御手洗池に足を浸して無病息災を祈願するものです。
 また安楽寺では、「かぼちゃ供養」なるものが行われ、これは江戸時代に住職が『夏の土用にかぼちゃを食せば中風にならない。』とのお告げを受けたことから行われ始めたようです。
 そして愛宕神社では、「千日詣り」が行われますが、7月31日の夕刻から8月1日の朝に登ると千日分のご利益があるとされております。
 その他有名なものでは、お盆に帰ってきた祖先をあの世に送り出す「五山の送り火」があります。