税制改正のポイント

日 時 平成25年7月18日(木)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYRO倶楽部
 平成25年度の税制改正のうち、主な項目について解説を
していただきました。
 まず「相続税」についてですが、大きなポイントは何と言っても
基礎控除の引き下げでしょう。
 すなわち、「5000万円+1000万円×相続人の数」が「3000万円
+600万円×相続人の数」となり、これですと都心部でちょっとした不動産か金融資産を持っていると相続税がかかり、課税対象数が今の1.5〜2倍位になる可能性があるとのことです。
 次に「贈与税」ですが、祖父母が子・孫へ教育資金を一括贈与した場合は、1500万円の非課税枠を設けるというもので、高齢者の預貯金をはき出させようとするものでしょうか。
 そして証券税制の範疇ですが、10%の軽減税率が廃止になることに鑑み、NISA(非課税口座内の少数上場株式等に係る配当及び譲渡所得等の非課税措置)制度が新設され、同口座内の少数上場株式等の配当・譲渡益が非課税になるというものです。
 これは新規投資額及び継続適用する上場株式等の時価の合計が100万円を上限(翌年繰り越しは不可)とし、最大500万円(100万円×5年)の枠が設けられることによるものだそうです。
 いづれも細かな注意点があるようですので、検討される場合は専門家に相談をとのことでした。