稀代のメロディーメーカー

日 時 平成25年10月24日(木)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYRO倶楽部
 表題のメロディーメーカーとはロシアが生んだ偉大な作曲家
ピヨートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840〜1893)を指します
 彼の作風は、西ヨーロッパの伝統に根ざしたものとも言われ
ますがこれらを統合して創作したロシア音楽ではないでしょうか
 今回は彼の代表的な作品を聴き、その解説がありました。
 最初に聴かせていただいたのは管弦楽の「弦楽セレナード」で、この曲はかつてCMにも使われた比較的ポピュラーなものです。
 次は室内楽「アンダンテ・カンタービレ」でしたが、この曲はウクライナ地方の民謡がベースになった牧歌的な曲で、あの文豪・トルストイも涙して聴いたと伝えられています。
 そして交響曲では何と言っても第6番「悲愴」で、この曲が初演された9日後に彼はコレラで急死しているといういわくつきのものでもあります。
 次に彼の代名詞でもありますバレエ組曲の演奏で、白鳥の湖から「情景」、くるみ割り人形から「花のワルツ」と「パ・ド・ドウ」を聴かせていただきました。
 最後に協奏曲の中から名曲中の名曲である「ヴァイオリン協奏曲」と「ピアノ協奏曲第1番」を聴き、お開きとなりました。<写真は、バレエをよく上演するサンクトペテルブルクのマリンスキー劇場です。>