機動的な財政政策と消費税

日 時 平成25年11月22日(金)
場 所 宝塚男女共同参画センター
主 催 宝塚消費生活センター
 経済の立ち直りはアベノミクスで出来るでしょうが、日本の
再生には道徳政策(自立)が必要なようです。
 たとえば戦後の混乱期よりも現在の方が生活保護を受け
ている人が多いのは理解しにくいことです。
 さて日本の主治医である安倍首相は、この景気の診断を
①需要不足(商品の売れ残り)②供給能力不足(造る能力の減少)と判断し薬(三本の矢)を用意しました。
 すなわち第1の矢(大胆な金融政策)と第2の矢(機動的な財政政策)は需要不足の薬として、第3の矢(民間投資を促す成長戦略)は供給能力減少の薬として実行しつつあります。
 今の時点では、第1の矢・第2の矢は成功するやに見えますが、第3の矢はまだ的に当たるか否かむつかしい状況ですけれども、折しも2020年のオリンピック招致に成功したことにより、民間投資を促す土壌が出来たことから俄然成功率が高くなりました。
 いよいよ来年4月に消費税が5%から8%に上がりますが、前回(3%→5%)はそれを契機に財政収支がダウンした経緯があるため、第2の矢はどのくらい実施出来るのか疑問が生じます。
 政府はプライマリーバランス(基礎的財政収支)を2020年までにチャラにする目標があり、これからまだまだ消費税の上昇はあるのではということでした。