香美町の三番叟

日 時 平成25年11月25日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
 三番叟という名称の民俗芸能が兵庫県には丹波市と三方郡
香美町に分布しているとのこと。
 今回は主として後者のお話しで伝承神社は八社神社(一日市)
八幡神社(下浜)、香住神社(香住)、大放神社(沖浦)、吉野神
社(森)、熱田神社(新星)等があります。
 写真は、少年が勤める一日市の三番叟です。

香美町の三番叟は、基本的には能の翁舞を踏襲しており、まず
千歳が面箱を持って登場し、次いで翁・黒木尉が所定の場所に
着きます。
 千歳→翁→黒木尉が段を踏み、問答のあと鈴を受け取って
段を踏んで終わります。
 舞そのものは子どもが踏むためにかなり簡素化されており、
また歌舞伎の影響も色濃く受けているとのことでした。
(写真上は翁の舞、写真下は黒木尉です。)