日 時 平成25年11月28日(木)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYRO倶楽部
表題の作曲家とはヨハネス・ブラームスのことで、彼はバッハ
やヴェートーヴェンと共に、ドイツ音楽の「三大B」と言われてい
る人物です。
交響曲第1番の完成はなんと43歳の時で、完成まで21年の
歳月を費やしたのだそうです。
彼は57才の時に作曲意欲の衰えを感じて引退を決意しますが、優れたクラリネット奏者との出会いで再び創作意欲を取り戻し、室内楽やピアノ小品集等の傑作を残しました。
交友では終生プラトニック的な愛情を抱いていたクララ(シューマンの妻)との関係がありました。
さて本日CDで聴かせていただいた曲は主として晩年のもので・・・・・
最初の曲はたいへんポピュラーな「ハンガリー舞曲第5番」で、これはハンガリーのロマ(ジプシー)音楽に基づいたものだそうです。
次に人気の高い「交響曲第1番」を聴かせていただきましたが、この曲は短調(第1楽章)で始まり、長調(第4楽章)で終わるもので、ヴェートーヴェンの系譜を正統に受け継いだ名作と絶賛されたものです。
そして「交響曲第4番」「ヴァイオリン協奏曲」「クラリネット五重奏曲」等を聴かせていただきました。
チャイコフスキー等と異なりモチーフがあまり明解でない印象でしたが、その分渋みはありました。