アジアの世界宗教

日 時 平成25年12月2日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
 世界宗教とは、民族や国に関係なく多数の人が信仰している
宗教のことで、具体的には仏教・キリスト教・イスラム教を指す
由です。
 世界宗教と対をなすのが民族宗教でが、これは一神教の
ユダヤ教をはじめやはりキリスト教やイスラム教のことだとか。
 ベトナムを例にとりますと最大の宗教は仏教で9派あり、信者は1000万人居ると言われています。
 第2の宗教はカトリックで、その他プロテスタントやイスラムも存在いたします。
 この国での特徴は独自の宗派が存在することで、仏教の中にも大乗仏教や上座仏教の他に迄士派なるものがあり、カトリックでも祖先祭祀などが融合しているとのことです。
 またイスラム(スンニ派)でも本来は六信五行(神・天使・啓典・預言者・来世・天命、信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼)ですが、これとかなり異なるバニ派があり、信仰告白・断食・巡礼等は実践せず、喜捨という概念もあまりなく、礼拝も変形しているのだそうです。
 すなわち六信五行についてムスリム(イスラム教徒)としての義務・精神と肉体の修養・・・・・という認識は必ずしも共有されておらず、クルアーン(コーランのこと)も定められた啓典そのものではなく、抜粋版のようなものにすぎないとのことでした。