デジタルメディアの未来

日 時 平成25年12月21日(土)
場 所 甲南大学
主 催 甲南学園
 若者を中心に新聞等の活字媒体ばなれが止まりません。
 新聞の発行部数をみますと、一般紙の場合、2000年には
4740万部あったものが2012年には4372万部に減少しています
 先輩のアメリカでもロッキーマウンテンニュースが廃刊に追い
込まれたり、ワシントンポストがアマゾンのベゾス氏に買収され
たりしています。
 ベゾス氏も「ワシントンポスト紙の資金石は読者であり、彼らの関心を把握し、そこから逆算して情報提供すること。」と話していますが、具体策となるとなかなかないというのが現状です。
 ただ日本の新聞社も紙だけではもはや報道発信はもたない時代に入ってきたことを認識し、デジタル分野に手をつけはじめました。
 これには新聞社の特性や強みを生かすことで、試みとしてデータの可視化や記憶に残る視覚体験等々を行うとのことで、紙の時代では不可能なものを創造してアピールしたいとしています。
 アメリカのニューヨークタイムズもデジタル化を試行錯誤しながら進めているようですが、これも盤石ではなく、今のところ有料では経済・市場・マーケット・投資・資産運用などお金を扱う情報のみが成立していて、デジタルメディアもまだまだ先行きは不透明ということでしょう。