書物と知的好奇心

日 時 平成26年1月18日(土)
場 所 ベガホール
主 催 宝塚市立図書館
 読書活動の推進と支援のため図書館が開いた講演会です。
 図書館は知の泉であり文化の泉でもあり、人間の感性を磨き
人生の道しるべを得るところです。
 しかし毎年多くの本が刊行されるためその中から自分が読む
べき一冊をどのようにして探し出せばよいのでしょうか。
 今回はそのひとつの手段として「書評」を活用してはとのアドバイスがありました。
 これまでの書評はその本の粗筋と短いエッセイで構成されていましたが、ここにきて文字数も増え、書き手が面白かったことや役に立ったこと等も書き添えられてきた由です。
 またたとえば芥川賞等受賞作品は、若い作家が存分に書くチャンスを与えられたものであるので、これらも目のつけどころであろうとのことでした。
 昔はどこの家庭にも文学全集があったもので名作に触れる機会がありましたが、出版社が教養主義から商業主義に変わってきたこと等によりこれがなくなり、また電子書籍の出現により、書物は読みたいときに読め、安価で本よりも軽いこともあって最近は紙の本が敬遠されています。
 聞くところによりますと、教科書も近い将来はタブレットに代っていくようですので、次世代における書物も大きく変貌することが予想されますが、どうでしょうか。